富山県立大の伊藤伸哉教授らの研究グループが、メタボリック症候群や中性脂肪の抑制に効く紅茶風飲料の開発を進めている。緑茶から抽出した成分を主原料とする新製法で特許を取得し、一~二年後の製品化を目指す。
研究は同大のほか、県薬事研究所や食品素材を製造販売する太陽化学(三重県四日市市)など産官学が連携して、二〇〇四年から進めている。
緑茶の成分に食品添加物と酵素を加えて反応させることで、紅茶などに微量に含まれるポリフェノールの一種「エピテアフラガリン」を多量に作り出すことに成功した。色や味は紅茶と変わらないという。
ラットを使った実験では、エピテアフラガリンが中性脂肪や糖の吸収を抑える効果が分かったほか、虫歯や歯周病を予防する効果もあるという。
紅茶風飲料の製造法で〇七年に特許を取得。中性脂肪や糖の吸収を抑制する効果についても特許を申請中だ。
商品化に向け安全性の研究のほか、厚生労働省に特定保健用食品の申請を検討する。
12.31.2009
12.30.2009
メタボリックシンドローム:内臓脂肪測定装置を新開発 電気抵抗を利用
オムロンは24日、X線CT検査に代わる新たな内臓脂肪測定装置を開発したと発表した。電気抵抗値を利用するもので、医療機器として承認申請するための臨床試験を11月から始めている。11年春には医療機関向けに1セット200万~300万円程度で発売する。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に関心が集まる中で、医療機関での内臓脂肪蓄積の診断にはX線CT検査が用いられる。ただ、放射線被ばくが避けられず、高額な装置が必要で費用負担が重いという課題もあり、一般の健康診断では腹囲計測で済ませているのが現状だ。
オムロンが開発した装置では、ベッドにあおむけになり、両手首と両足首、へそ周りの5カ所に電極を取り付けることで3~4分で測定ができる。20分程度かかるX線CT検査よりも時間短縮も可能になるとしている。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に関心が集まる中で、医療機関での内臓脂肪蓄積の診断にはX線CT検査が用いられる。ただ、放射線被ばくが避けられず、高額な装置が必要で費用負担が重いという課題もあり、一般の健康診断では腹囲計測で済ませているのが現状だ。
オムロンが開発した装置では、ベッドにあおむけになり、両手首と両足首、へそ周りの5カ所に電極を取り付けることで3~4分で測定ができる。20分程度かかるX線CT検査よりも時間短縮も可能になるとしている。
12.29.2009
メタボリックシンドローム:血圧正常でも注意したいメタボリック症候群
医学的には「高血圧」とは,血圧値の上(収縮期血圧)が140mmHgを超えたとき,あるいは下(拡張期血圧)が90mmHgを超えたときのことを言います。もっと細かく言うと,下が90~100mmHgあるいは上が140~160mmHgを「軽症高血圧」,下が100~110mmHgあるいは上が160~180mmHgを「中等症高血圧」,下が110mmHg以上あるいは上が180mmHg以上を「重症高血圧」と呼びます。
ただし,最近は「高血圧」になる前から注意する必要があるらしいことが分かってきています。正常範囲内でも,血圧の高い人はそれなりに危ないということです。具体的には,血圧値の上が130~140mmHgまたは下が85~90mmHgの状態を「正常高値血圧」と呼び,「予防が必要で注意が必要な状態」と位置付けています。つまり本当の正常値は,血圧値の上が130mmHg未満で,なおかつ下が85mmHg未満を指すことになるわけです。相談者は,「高血圧」とは言えませんが「正常高値血圧」であり,注意が必要ということになります。
ではなぜ高血圧が危ないのでしょうか。ひと言で言えば,高血圧が持続すると,動脈が硬くなる「動脈硬化」を促進してしまうからです。血圧が高いと動脈内壁が傷つき,この傷から血液中の脂肪分が動脈に浸透して,動脈が硬化するのです。
動脈が硬くなると,血管に亀裂が入ったり,破れたり詰まったりしやすくなります。心臓の血管が詰まれば「心筋梗塞」,脳の血管が詰まれば「脳梗塞」,脳の血管が破れれば「脳出血」ですが,これらはすべて動脈硬化が背景となっていることがほとんどです。
最近の医学では,この動脈硬化を進めてしまう疾患のことを,「メタボリックシンドローム(症候群)」と呼んでいます。
(1)ヘソの高さのウェスト周囲が男性で85cm以上,女性で90cm以上
(2)「高脂血症」(中性脂肪が150mg/dL以上またはHDLコレステロールが40mmHg未満)
(3)「高血圧」(正常高値血圧以上)
(4)「空腹時高血糖」(空腹時の血糖値が110mmHg以上)
のうち,(1)に加えて,(2)~(4)の2つ以上が当てはまると,メタボリックシンドロームと診断されます。会社の健康診断の項目を参照すればすぐに分かるので,ぜひ自分でチェックしてみることをお薦めします。
メタボリックシンドロームをそのまま放置しておけば,動脈硬化がどんどん進んでしまいます。高血圧やメタボリックシンドロームの人は,とにかく動脈硬化をなるべく遅くゆっくりと進行させる必要があります。そのためには,食事や運動といった生活習慣を見直すしかありません。何かと自分ではコントロールしにくい面もあるかと思いますが,まずは節酒と油ものの多い食事を控えることから始めるべきでしょう。
ただし,最近は「高血圧」になる前から注意する必要があるらしいことが分かってきています。正常範囲内でも,血圧の高い人はそれなりに危ないということです。具体的には,血圧値の上が130~140mmHgまたは下が85~90mmHgの状態を「正常高値血圧」と呼び,「予防が必要で注意が必要な状態」と位置付けています。つまり本当の正常値は,血圧値の上が130mmHg未満で,なおかつ下が85mmHg未満を指すことになるわけです。相談者は,「高血圧」とは言えませんが「正常高値血圧」であり,注意が必要ということになります。
ではなぜ高血圧が危ないのでしょうか。ひと言で言えば,高血圧が持続すると,動脈が硬くなる「動脈硬化」を促進してしまうからです。血圧が高いと動脈内壁が傷つき,この傷から血液中の脂肪分が動脈に浸透して,動脈が硬化するのです。
動脈が硬くなると,血管に亀裂が入ったり,破れたり詰まったりしやすくなります。心臓の血管が詰まれば「心筋梗塞」,脳の血管が詰まれば「脳梗塞」,脳の血管が破れれば「脳出血」ですが,これらはすべて動脈硬化が背景となっていることがほとんどです。
最近の医学では,この動脈硬化を進めてしまう疾患のことを,「メタボリックシンドローム(症候群)」と呼んでいます。
(1)ヘソの高さのウェスト周囲が男性で85cm以上,女性で90cm以上
(2)「高脂血症」(中性脂肪が150mg/dL以上またはHDLコレステロールが40mmHg未満)
(3)「高血圧」(正常高値血圧以上)
(4)「空腹時高血糖」(空腹時の血糖値が110mmHg以上)
のうち,(1)に加えて,(2)~(4)の2つ以上が当てはまると,メタボリックシンドロームと診断されます。会社の健康診断の項目を参照すればすぐに分かるので,ぜひ自分でチェックしてみることをお薦めします。
メタボリックシンドロームをそのまま放置しておけば,動脈硬化がどんどん進んでしまいます。高血圧やメタボリックシンドロームの人は,とにかく動脈硬化をなるべく遅くゆっくりと進行させる必要があります。そのためには,食事や運動といった生活習慣を見直すしかありません。何かと自分ではコントロールしにくい面もあるかと思いますが,まずは節酒と油ものの多い食事を控えることから始めるべきでしょう。
登録:
投稿 (Atom)