1.20.2010

メタボリックシンドローム:脂肪肝

近年、脂肪肝が30代~40代を中心に増えつつあります。

脂肪肝とは、食べ過ぎや飲みすぎによって肝臓に中性脂肪やコレステロールが溜まった肝臓の肥満症とも言える状態です。

肝臓に中性脂肪やコレステロールが溜まった脂肪肝は、動脈硬化を始めとするさまざまな生活習慣病を引き起こす恐れがあります。

■脂肪肝とは

食事で摂った脂肪は、小腸で脂肪酸に分解され、肝臓に送られます。しかし、糖分や脂質を摂りすぎて、肝臓に送られる脂肪酸が増えると、肝臓で脂肪酸から作られる中性脂肪が肝臓にたまります。

また、アルコールの飲みすぎでも肝臓に中性脂肪がたまります。

皮下や内臓に中性脂肪がたまると肥満になりますが、肝臓にたまると脂肪肝になります。つまり、脂肪肝とは、肝臓がフォアグラのような状態になったといえば、わかりやすいかもしれません。健康な肝臓でも3~5%の脂肪を含んでいますが、5%を超えた場合を脂肪肝といいます。

脂肪肝になっている組織を顕微鏡で見ると、肝細胞内に球状の脂肪が異常に増えているのがわかります。

正常な肝臓の脂質は、約3分の2がリン脂質で占められ、主に細胞の膜を構成し、残りの約3分の1がコレステロール、中性脂肪、遊離脂肪酸になってしまいます。

ところが脂肪肝では、中性脂肪が異常に増加して大部分を占め、コレステロールやリン脂質が蓄積することはほとんどありません。

脂肪肝は年代では30~70代に多く、男性では40歳前後、女性では40代以降の中高年に多発しています。性別では男性のほうが多く発症。アルコール性の脂肪肝の場合は、放っておくと肝硬変に進むこともあります。
■脂肪肝の症状

脂肪肝には、自覚症状がないため、定期的な健診を受けることが重要となります。
■脂肪肝の原因

脂肪肝の原因の多くは、肥満、糖尿病、アルコールの飲みすぎです。
■非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)

アルコールを飲まない人でも脂肪肝から肝炎、肝硬変、肝臓ガンへと病状が進行していくことがあります。それが、非アルコール性脂肪性肝炎(Non-alcoholic steatohepatitis、通称NASH)です。

非アルコール性脂肪性肝炎の原因の一つとして考えられるのが、無理なダイエットとリバウンドを繰り返すことによって、肝臓に負担をかけること。

ダイエットでやせた女性でも、栄養バランスを崩し、脂肪肝になると、非アルコール性脂肪性肝炎になることもあるそうです。

偏った食事によるダイエットを行い、リバウンドを繰り返すと、肝臓に負担をかけ、病気にある恐れがありますので、気をつけましょう。

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